ランニング用品


松井俊浩 2003年6月

ウェア

短パンにTシャツで走るのが一番気楽ですが、シリアスなランナーを気取るときはこんなものを着ます。

これは、2002年にアメリカに行ったときにスポーツ用品店で買い込んだ物です。 パンツが12.99ドル、シャツが16.99ドル、上下合わせて30ドルくらい。 風通しが良く、汗を吸ってくれるので夏は快適です。 両方ともBrooks製、素材は、DupontのCoolMax Altaという吸湿繊維です。

サングラス

それから、夏は、帽子とサングラスがあると楽です。 帽子は、水で濡らして頭に載せると気化熱の冷却効果で涼しく感じます。 そんなことをすると帽子は汚れたり縮んだりしますが、 そういうことが気にならないような帽子を探してください。 それから、風で飛ばないようにアゴひもを付けておくことをおすすめします。

サングラスは、目のいいひとにはいろいろ選択肢がありますが、 メガネ族にはいいものがありません。 そりゃあ、度付きサングラスがいいことはわかりますが、高いっす。

よく使われるのは、クリップ・オン型のサングラス。 ふだんかけているメガネの上に色の付いたプラスティック板を重ねるわけです。 これは、とてもおっさん臭い(特に、プラスティック板を跳ね上げると 目からおっさん光線が出てしまいます。) という問題の他に、レンズに傷が付きやすい、 なんだか反射が多いみたいだ、 サングラスって周囲から光が入ると台無しなのよね、 というのがあります。

やはり、アメリカで見つけたサングラスになるアタッチメントがこれです。 日本にあるクリップオン型との大きな違いは、 プラスティック板を外側ではなく目の側に付ける点です。 こうすることで、目尻側を耳の方向に向けてカバーできるので、 不要な光線が入りにくくなります。 そうすると瞳孔がよく開いて肝心な対象を見るときに暗くて困る と言うことがなくなります。 それから、軽い。 レンズには触れないですむので傷が付かない。 安い。4.47ドルという正札がついていますが、 実際は1.99ドルだったりします。 プラスティック自体に傷が付きやすいので消耗品ですが、重宝しています。


シューズ

running用品の中でもっとも重要なのがシューズでしょう。 でたらめなシューズ、たとえばテニスシューズなどでランニングすると 間違いなく足、特に膝や足首を傷めます。 そういう人を何人か知っています。 安物はだめです。6000円がぎりぎりの線ではないでしょうか。 レースを目指すのでない限り、高いと言っても1万円くらいまでのものです。 足底の造形には注意しましょう。足裏の型がボードラストといって一枚の 紙のようなものでできているものはやめたほうが無難です。 真ん中、足の真裏で縫い合わせてある形式のものがグッドです。 屈曲性がまるで違ってきます。 屈曲性は、主に親指の付け根での柔らかさですが、ここが堅いと 結局かかとを覆うカップ部分が踵と摩擦を起こしやすくなります。 そうすると、必ずやかかとの後ろの部分にまめを作ることになります。 それから、かかとの裏、接地面にも注意しましょう。柔らかいのは気分がいいですが、 すぐに減ってしまいます。うまく使えば6-800キロくらいはもつのですが、弱い 靴だと300キロくらいでへたってしまいます。キロあたりにして倍額の買い物になって しまいます。通常、アッパーはきれいなまま、底の接地面で寿命が来ますから、 丈夫なものを選んでください。あまりじょうぶすぎると堅かったり重かったり するので困ります。 結局、私は、ほとんどの場合は、Nike Airを愛用しています。 幅広、甲高の足なのですが、Nikeの靴は比較的よく合います。 New Balance, Mizuno などは、狭すぎてはけません。 (最近はよくなっているかもしれませんが) Asicsも昔は狭かったのですが、このごろは、異様と言っていいほど 幅広になりました。

Nikeの1999年のAir Max。 屈曲性抜群で、とても履きやすかったのですが、寿命は長くありませんでした。
こんなふうに靴の裏が減ります。 私の場合どうしても踵の外側が減ってしまいます。 shoe goo で修理しますが、2週間くらいしか持たないですね。
これは、Asicsの軽い靴です。
Nikeの新型(2002?) wideだと言っていますが、まだ私にはちょっときつい。 ベロがなくて足をすっぽり覆ってくれます。 靴ひもはほとんど必要ないくらい。 寸法がぴたりと合えば、履き心地がいいのではないか。 屈曲性だけでなく安定性もよい。
Nike Air Pegusus
Airショックの部分、ぷっくり膨れさせて外からもよく見えるようになりました。 もっと厚みを薄くできるようになると最高だと思います。


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