水彩画
Water Color
TEAM KEEP LEFT

2022-02-22 開設、最新2023年10月
ほぼ毎週更新

Penguin!! Matchan
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以下,2021年以降,描いてみた絵のスキャン.新しい→古いの順に並べています.クリックしても大きな絵が出るとは限りません.
スキャンや写真では色が変わってしまう.やっぱり原画の方が良いねと妻が言った.
著者は,ここに掲載する著作物の使用を許可します.転載,加工,商業利用,ご自由にどうぞ.

2023年

       
       
 15      
 14      絵画教室2回目、秋の葉っぱ。くすんだ色になるな。
 13      市が提供する絵画教室で作成。
輪郭をボールペンで縁取りする方法には違和感を感じる。
白の絵の具をもらえなかったが、
自分で持って行ったガッシュを少し使った。
光っている部分を白く残すのは難しいよね。
 12  2023年8月    川口公園の藤棚
 11  2023年6月    植物園の菖蒲。
 10  2023年
5月
   松見公園
 9  2023年5月    Les Posten
 8  2023年
4月
   霧ヶ峰紅葉2
 7  2023年
4月
   八島湿原_その2
 6  2023年
4月
   霧ヶ峰ー黄葉
 5 2023年
4月
   遊水池の霧の朝焼け
 4  2023年
3月
   霧ヶ峰の森
 3 2023年
2月
  苅間の朝焼け
 2  2023年
2月
   福岡堰の桜
 1  2023年
1月1日
   朝日峠のチタンバイク

2022年

 52      
 50
2022年12月
   葛城公園の木の陰
今年の目標、52枚を達成。
本当は、人に見せられない人の絵がさらに20枚くらいある。
 
 49
2022年11月
   10月に妻と旅行した霧ヶ峰、八島湿原  
48
 2022年
11月
  小貝川。向こうに小さく筑波山の紫峰が見える。
 
 47
2022年
10月
   10月15-16日、長野県の霧ヶ峰高原にドライブした。  
 46
2022年
10月
   筑波山と芝生畑。かなり手抜きな絵だな。  
45
2022年
10月
   小貝大橋と筑波山  
 44
2022年
10月
   小貝大橋から眺めた筑波山  
43
2022年
9月
   田水山の稲刈り
原画の方がキレイだと思う
 
42
2022年
9月
   藤棚
初めてのアクリルガッシュの絵。
思ったより描きやすかった。白を上塗りできるので気が楽。
 
41
 2022年
9月
   群生するふき
向こうは竹林
 
 40
2022年
9月
   苅間集会所の前のアサガオ、刷毛目。
暗い背景の中に葉っぱを描くのは難しい
A4、ターナー透明水彩
 
 39
2022年
8月
  今までのA4よりちょっと大きめの F4用紙に、もう一度ロケットを描いてみた。あんまり上達していないことがわかった。
 
 38
2022年
8月
   TXの高架越しに見る夕焼け。
黄色いのは菜の花みたいだから、3月くらいか。
A4
 
37
 2022年
8月
   首都高から眺めた夕焼け
単純な絵なので簡単だと思ったが、全然難しかった。
 
 36
2022年
8月
   2020年4月10日
筑波ハムのはなだいこん。2022年には、なくなってしまった。
 
 35
2022年
8月
  2022年8月
真夏のやなぎ公園。
よく晴れて、影が濃い。
 
34
2022年
8月
   2022年1月
遊水池の冬枯れ。向こうに筑波山が見える。
木は、しだれざくらだろう。
コットン紙に描いた。しみこみが良すぎて修正が効かない。
 
 33
2020年
8月
   とんぼ  
32
2022年
7月
  小貝川の菜の花。 
2021年か2022年の4月に撮った写真。
右上の木立と左側の木は、割とうまく描けた。水面はだめだな。遠景ははしょった。
 
31
2022年7月
   不動峠の木漏れ日
マスキングの使い方がいい加減でした。
 
 30
2022年
6月30日
   筑波山の紅葉始まる
2017年12月の写真を元に
 
29
2022年6月12日
   宍塚大池を散歩する黄色いコートのレディ  
 28
2022年
6月6日
   葛城公園の新緑.鮮やかな緑を描くつもりが,濁った緑になってしまった.  
 27
2022年5月
   川口公園の川口橋.午前の影.  
26.
2022年
5月
   筑波中央公園名物,H2ロケット等身大模型と池
池には鴨が浮いているのだが,描いてない.
紙は,vifart の中目.
 
25.
2022年
5月
川口公園の池に映える木々
手前の赤いのはドウダンツツジの新芽ではないかな.
紙は,whiteibis中目.ざらついて見える.
24.
2022年
5月
   筑波山梅林の白梅  
23.
2022年
4月
  川口公園 池の上の遊歩道  
22.
2022年
4月
   川口公園  
21.
2022年
4月
   苅間の竹藪.
このところ,人には見せられない人の顔ばかり描いていたので,これは久しぶりの風景の絵.
click to enlarge
 
20.
2022年
3月
   1982-1998年に住んでいたアパート近くの公園.子供がよく遊びに行っていた.ここはあんまり変わっていないかな.  
19.
2022年
3月
1982年から1998年まで住んでいたアパート.取り壊されるかもしれないので,絵に残しておく.入居当時より,ずっと木が大きくなった.屋上に貯水タンクがあったのだけれど,撤去されています.  
18.
2022年
3月
大きな梅の木のある家
小さいツブツブの様子を描く方法がちょっとわかった気がする.
Holbeinのwhite ibis 300g A4 pad に初めて描いたのだが,表面のざらざらが大きいのと,絵の具のしみこみが良すぎていろ抜きができず,やりにくかった.だから空の色がしみになってしまった..
3月は,このほかにハガキを4枚描いた.
 
17.
2022年
3月
保健保安林
中央の黄緑の葉っぱが光っていた.離れてみるとまあまあか.
 
16.
2022年
2月
   小貝川小目沼橋
左の竹の影ができているのだが,それにしては竹がまばらすぎますね.
 
15.
2022年
2月
   小貝川水道橋
水面は穏やかで波はもっとずっと小さいのだが,大きくて荒れ狂う川になってしまった.そんなところで釣りをするのは危険だよ,みたいな.よく見るといい加減なのだが,右の木の緑のもりもり感がよく出ていると思う.
 
 
     図書館で借りた本.
すぐに上手くなりたいのだが,無理らしい.
描きたいモノのところに行って,モノを見てそっくりに描くのはすぐに上手くなる.
人に頼まれて,描いたこともないものを描いてくれということになると,なかなか上手くは描けない
ということのようだ.見たこともないものを描く宗教画とか神話の絵とかは,最高にむずかしいのだろう.
 
13,14.
2022年
2月
 
 鶴屋町の思い出
細かい造作を書き込むのはとても大変.人工物はアラがすぐわかるのでむずかしい.
 
12.
2022年
2月
   松見公園のしだれ桜
歯ブラシはちょっとまずかったか
 
   

 額に入れて階段ギャラリーにする

 
11.
2022年
2月
   さくら民家園
初めての透明水彩
意外と,漆塗りの床のつやつや感が出たかな.
本当はもっと暗いのだが,透明水彩ではなかなか暗くならない.
 
10.
2022年
2月
   猿江恩賜公園の白鷺
学校絵の具
 
 
9.
2022年
1月
   見せられた本人は,自分のこととは思わなかったようだ.  
8.
2022年
1月
   松見公園の池とタワーだが,タワーには見えず,噴水かと言われる.
学校絵の具.これもやっぱり明るすぎるが,立体感が出たと思う.
 
7.
2022年
1月
   中貫橋から筑波山
山が地層のようになってしまった.
学校絵の具(ぺんてる)
 
6.
2022年
1月
   筑西の明石から筑波山
自転車と筑波山で何枚か描いてみることにした.
水色の自転車は,カーボンフレームのAnchor RL9で,フロントはRotor のオーバル・シングル40T
学校絵の具.2冊目のVifart紙を買う.
 
   ボツ  つくば国際カントリークラブ  
 5.    平沢官衙遺跡
だめだと思っても救えるモノだな,と.
 
4.
2022年
1月
   つくば市杉木?りんりんロードから筑波山の南景を水彩色鉛筆で描く.
桜の木の雰囲気が出たが,白すぎる.影もいい感じ.
同じ紙に同じ絵の具で描いているのだが,陰影がつくと光り輝くように見える.
右下からの道路が途中で終わっている.距離感がでたらめ.
この頃から調子出てきた感じがする.

 
3.
2022年
1月
   暮れなずむ小野崎
いつも白っぽくなるので,暗い絵を描いてみる.
街路灯の下がわずかに明るい.
暗くてよくわからないのであてずっぽうで描いている.
学校絵の具と筆なので,粉っぽくはならない.

 
2.
2022年
1月
    安売りしていたF6のスケッチブックに,水彩色鉛筆で
正月休みに松見公園の滝を描いてみる.これもやっぱり白っぽい.
どうやら私は,水面などの反射が好きなのだな.
 
1.
2022年
1月
  住宅地の片隅の古墳のような盛り上がりの上にある小さな祠.
水彩色鉛筆.どうも黒く塗れない.
 

2021年


15 赤いのはすべり台の階段.
遠くから見ると,緑のコートがふわっとしているのがわかる.
これもやっぱり粉っぽいね.
14 Joseph Stella の Jungle Foliage の模写
13 太陽が二つ見える,幻日という現象
田んぼの草のテキスチャが,紙のざらざらと水彩色鉛筆の粉っぽさでちょうど表現できるかと思ったが,単に荒っぽいだけのような気がする.
12 朝日峠から見たつくば市と土浦市.
自転車は,チタンフレームのLynskey R260,シマノ105とUltegra
写真から起こす.遠近感が出せた.これはちょっと行けているのではないかと思った.
秘訣は,下絵に写真の非常に薄い印刷を使うこと.
水彩色鉛筆は,完全には溶けないから,粉っぽくなる
A4
11  はがきに水彩色鉛筆.
朝の散歩で見たビニール畑.シルエットで灰色ばっかり.
けっこう,遠近感が出たのではないか.
ハガキ
10 2021年
12月
つくばワイナリーに駐めたAnchor RL9.
年賀状に何か描こうと思って,筑波山と自転車シリーズを思いつく.
葡萄畑が平板だね.
ハガキ
     葛城公園の紅葉.
折り重なる葉っぱの奥行きが出せない.
ハガキ
6,
7
,8
2021年
11月
 


 
水彩色鉛筆の色数を増やした.
どれもはがき,反射を描いてみる.
うまく描けなかった.
建物(大覚寺)を描いてみたが,形がいびつなのと,造作が細かすぎてついて行けない.
それに,積もった銀杏の葉っぱは全然だめ.
5  2021年
11月
   はがき
水面の反射を描いてみたかった.
でも,その前に,タワーの形が不正確.デッサンなんてできないからね.
 4 2021年
9月
   下平塚,成島邸の立派な門
だいたい水彩色鉛筆で,少し学校絵の具もを混ぜた.
まじめに描いてみたが,建物は,すぐ歪んでしまう.葉っぱも不自然.
だけど,陰影が描けると立体感が出ると感心.
A4の学校画用紙
3 畑や花の絵をいくつか描いた.
ツユクサ.水彩色鉛筆,A4
水彩色鉛筆は混色がしにくい.他の色もそろえたい.
 2     小貝川の福岡堰.
A4の画用紙に,学校絵の具で描いてみる.
子供の頃の下手な絵と同じだと思う.
筆で書くのは難しいし苦手だ,水彩色鉛筆が良さそうだと思い込む.

後知恵では,絵の具が濃すぎる.紙の白ではなく,白絵の具を混ぜている.不透明水彩としては正しいのかもしれない.水で薄める方式にしたのがこちら.わずかに改善.

2021年
9月
近所の公園に生えていたキノコの写真を見て,水彩色鉛筆ではがきに描く.
ごく,初期の作品.ハガキサイズだとすぐ(30-60分?)描ける.
膨大な草の一本一本をどうしようかと思案したが,全部は描けないと思い諦める.
       

水彩画を始めました

65歳になる2021年の6月頃,妻が3歳の孫にはがきを出すので何か書けと言ってきたが,文字や文がわかるわけではないから,絵を描いてあげることにした.テーブルに一輪挿しがあったから,それを色鉛筆で描いてみた.うまくはないが,テーブルの上の花くらいにはわかるだろう.

絵を描いていたら,妻が,古い水彩色鉛筆と60色くらいの豪華な色鉛筆をだしてくれた.水彩をやりたいと言ったら,学校絵の具をAmazonで買ってくれた.透明水彩が欲しかったのだが,最初は安いので我慢しろと言うことらしい.まず学校絵の具でいくつか書いてみるが,全くひどい絵しか描けない.色鉛筆なら簡単か?古い水彩色鉛筆は,Farber Castel の高級品らしいのだが,やたらと折れて描きにくい.PentelのVistageというのを買ってみる.水筆が付いていて使いやすい.

Youtubeで水彩画を探すと,柴崎春通先生とか,COLOR FACTORY先生とかが教えてくれている.山田五郎氏が,美術史のおもしろい授業をやっていて,Henry Rousseau とか,めっちゃ面白い.あれが名画なら,わしでもちょっとはいけるんじゃないかと思う.

子供の写真を見ながら絵を描いたら,とても気に入ってくれたらしく,おじいさん大好きだと!よーし,頑張ろう!

画材としては,紙が重要らしい.初めは高いと思ったが,専門家には手頃なVifArtを買った.正月に帰ってきた息子が,一緒に絵を描いてくれて,気分がのってきたので,近くの文房具屋に画材を買い出しに行く.安売りのCotmanのF6版スケッチブックと数百円の筆を買った.100均で画板(A3サイズの木の板)とA4の額縁を10枚ほど買った.

今やデジタル世代なので,外に写生に出かけたりはせず,撮ってきた写真をディスプレイに大きく表示して描く.写真があるなら印刷すればいいじゃないかって?そんなことを言ったら,音楽だって自分で演奏したり歌ったりせずに,CDを聞けばいいだろう.遠近感や明暗や反射が描き出せるととても気持が良いのだ.だから,写真を模写するのでも十分に愉しい.

絵には,形と色とテクスチャがある.形は,ほぼ下絵で決まるが,デッサンの心得のない初心者には,形がとれない.しかし,実際は,下絵はデジタルで簡単に作れる.等寸に印刷してなぞればいいの.もっとも,山や木を描くだけなら,写真と同じにする必要もない.だけど,建物や顔は,少しでも形のバランスがくずれると醜くなる.そういうところはデジタルの力を借りる.等寸で印刷するには,A4かA3サイズでないと具合が悪い.ルネサンスの壁画のような巨大な絵は描けそうにないが,それとてプロジェクタで形はとれそうだ.ムンクのように歪んだ絵を描きたくなったらまた考えよう.

2022年元旦には,毎週1枚ずつ描くことを目標に決めた.

描いているうちにわかってきたこと

水彩画は楽しい

子供の頃,絵を描くのは嫌いでした.うまく描けたためしがない.どうすればうまく描けるのか,(習ったのかもしれないが)全くわからなかった.さあ描いてみろと言われるだけで,どうやって描くのか習った記憶がない.
たとえば,色を薄くしたいとき,白を混ぜるのか,水を混ぜるのかもわからなかった.影や反射は全く気にしなかった,というか描ける気がしなかった.当時は影が見えていなかったのだと思う.
なぞっちゃいかん,定規を使っちゃいかんというような変な決まりを押しつけられた.今の基準からすると,画用紙が薄くて,間違えると修正が効かなかった.修正する方法も習わなかった.一発で決めろと?

それでも,上手な人は上手だった.高校では,芸術として美術,書道,音楽が選択だったが,書道を選択した.音楽はまだしも,美術は絶対にいやだった.

職業は,もちろん,絵とは関係ないのだが,1990年以降,プロジェクトの提案や説明をするために,ポンチ絵なるものを求められることが多くなった.さすがに手書きでOHPスライドにはよう描かないが,PCでは,MacDrawとか,kidpixとか,パワポとか (Macには,persuasion というソフトがありました),デジタルで絵が描けるようになってきた.ポンチ絵と言っても円や長方形に文字を並べて線でつなぐようなブロック図ばかりだったが,やがて写真もデジタルになり,パーツとしての素材画も市販されるようになり,さらにインターネットで探せば著作権フリーの絵が見つかることもあり,イメージ図を作ることは簡単になった.これで,絵筆で絵を描くことはもうないのだろうと思ってほっとした.

CGの生成を仕事にしていた時期がある.透視図法,隠面消去,隠線消去,レイトレーシングなどのプログラムを作ったのは,絵作りや描画法の素養になった.特に,レイトレーシングを考えれば,影がどのようにできるかすぐわかるようになる.デジタルになって,写真もたくさん撮れるようになった.いろいろな焦点距離での画角,ピントのずれ,周辺光量減光,収差などの知識は,写真から絵を起こすときには役に立つ.写真では,ポートレイトなど背景をぼかすために焦点深度を浅くとるが,絵には焦点深度の考え方はないというのは面白い.代わりに背景を黒くして見えなくする.

定年を過ぎて,絵を描いてみたいと思うようになったのは,授業とか仕事とかの義務から一切解放されたからかもしれない.画材や技法がいろいろあって,Youtubeでは,きれいな絵をすばやく描く方法を詳しく教えてくれる.これなら,今の小中学校の生徒は,みんなすぐに上手になれるじゃないかとさえ思える.今や,デジタルで下絵を作っても定規で直線を出しても誰にも叱られることはない.絵にしたい写真はたくさんある.影を付けて立体感をだすのが楽しい.遠くをかすませて遠近感を出すのが楽しい.筆の先をドライブラシのように使って葉っぱや草のテクスチャを出すのが楽しい.反射で物の質感が出るのが楽しい.絵から離れてみると,なんだかもっともらしく見えるのがすごく楽しい.

子供の頃は,どうしてこういう楽しみに会えなかったのだろう?

写真を描くと言うこと

安直すぎるとは思うが,写真を描く練習を勧めている絵の本はたくさんある.Youtubeの先生も,「今日はこの写真を描いてみましょう」ということがよくある.モデルに長時間むずかしいポーズをとってもらうよりは,写真の方がずっと合理的だ.しかし,根底に,それなら写真を印刷すればいいじゃないかという疑問がある.あるいは,写真の模写は練習なのであって,上手になったら構想画に挑戦しますよということかもしれない.

私は,もっぱら写真を描いているが,それは,自分で撮った写真だというのが重要だと思う.写真を撮ったときの幾ばくかの感動を覚えているし,他人の写真を絵にする気にはならない.写真を絵にするときに,いらないものを消したり,大きさを変えたり,好きな変更を加えられる.部分的に見つめて描くので,HDRのように暗いところは明るく,明るいところは暗めにして,ダイナミックレンジが圧縮できる.もちろんその逆も可能である.まあ,こういう修正は,photoshopなどのレタッチソフトでもできるだろう.実際,最近のアニメや漫画の多くはデジタルで制作されているようだ.しかし,やっぱり,写真で目に見えているからそれで満足するのではなく,絵筆を動かして本物らしく,失敗をとりつくろい,錯覚も含めて視覚効果を駆使してもっともらしく見せるのが,手品のようで楽しいのだと思う.

できあがった絵を妻に見せると,「へぇー,写真より絵の方がずっときれい!」と,そんなわけないのに,お世辞を言ってくれるのが嬉しい.

これから水彩を始める人へ 道具について: 

下絵作りのすごわざ

描きたい絵の写真(JPEG) をphotoshop, gimp などに読み込む.輪郭抽出のフィルタを適用する.結果をレベル調整して,薄い線は消す.邪魔な線は,領域を選択して消去する.カラーモードをグレイスケールに変更する.さらにグレイレベルを変更して,薄い線にする.これを描きたいサイズにリサイズし,描きたい紙に印刷する.下絵のできあがり.