ロードレーサーでかっ飛ばす
筑波山麓スタンプラリー (11)

北条、宮本邸

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つくば道を南に下って、北条市街に出るところ、実は、つくば道が始まる場所には、このような石碑が建っています。これよりつくは道、とあります。つくば道は、徳川家康が作らせたのだったと思います。江戸から見て、北東の鬼門には筑波山があるので、そのつくば神社に所領を寄進して立派な神殿を建てさせ、さらに信仰の厚い人々が参拝できるように、つくば道を整備させた、ということなのでしょう。

北条は、旧筑波町の中心部で、つくば市のデータを見ると、3500人ほどが暮らす大集落です(神郡は750人)。皇室献上米にもなったことのある、上質のお米を産する豊かな土地のようです。

宮本邸というのは、北条で古くから味噌醤油の醸造を営んでいた老舗のようです。

土蔵作りのお屋敷を見せて頂くと、昔の醸造道具がいくつか展示されています。しかし、宮本家のご自慢は、なんと言ってもこのキャッシュレジスターです。大正9年と言うから、1920年頃でしょうか。オドネルの機械式計算機が1874年ということですから、キャッシュレジスターが作れなくはないでしょうが、電子回路どころか、リレーもなしで歯車だけでこんなものを作るのは、相当に難しいはずです。説明書も見せて頂きました。日本には全部で100台くらい輸入されたらしく、高島屋などの百貨店が10台、20台と購入したことが記録されています。そんな機械の1台が、筑波の果てにあったとは、驚きです。おもしろいものを見せて頂きました。